北辰のふくろう聞き書き　－天の中心を見守る梟　

（ふくろうの会の会報誌「ふくろう便り」2002年）

両神山のコノハズク
秩父の両神山にいってコノハヅクの声を聞いてきました。山にこだまする鳴き声がすばらしく神秘的です。

　両神山のコノハズクの声を聞く

奄美の琉球コノハズク
奄美大島では、名瀬の市街地の旅館からでもコノハズクの声を聞くことができます。琉球コノハズクは本土にいるコノハズクと姿はあまりかわりませんが、声はあきらかに違います。おかげで本土のコノハズクの亜種になったり、セレベスコノハズクの亜種になったり、いずれでもない独自の種になったり、分類が定まりません。いずれにせよ鳴き声は両神山にいる本土のものとはずいぶん違います。

　リュウキュウコノハズクの声を聞く

録音したのは名瀬の「らんかん公園」の入り口近く。コノハズクがひとしきり鳴いて止むと、左方の山からはアオバズクの声が聞こえてきます。交替に鳴いているわけでもないんのでしょうが。

　アオバズクの声を聞く

右写真：与論島のアオバズク（著者撮影）